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よくある質問
ビットコインは、新しい決済システムと完全電子通貨を実現する総意ネットワークで、中央機関や仲介人を要しないユーザーによる初の分散的ピア・ツー・ピア決済ネットワークです。ユーザーの観点から見ると、ビットコインはインターネットにおけるお金のようなものです。また、ビットコインは、現在存在するものの中で、最も主要な三式簿記システム ともいえます。
ユーザーの観点から見れば、ビットコインは、自分のビットコイン・ウォレットを提供し、ユーザー間でビットコインを送ったり受け取ったりするモバイル・アプリやコンピュータ・プログラムにすぎません。ほとんどのユーザーにとっては、これがビットコインの仕組みです。
ビットコイン・ネットワークは、「ブロック・チェーン」と呼ばれる公開取引簿を共有します。この公開取引簿は、今までに処理された全ての取引を含み、ユーザーのコンピューターがそれぞれの取引の有効性を検証できるようになっています。それぞれの取引の信憑性は、送信アドレスに適応するデジタル署名によって保護されており、すべてのユーザーが、自分のビットコイン・アドレスからビットコインを送ることを完全にコントロールできるようになっています。さらに、専用のハードウエアの計算能力を使って、誰でもが取引を処理し、このサービスに対する報奨をビットコインで得ることができます。これは、しばしば「採掘」と呼ばれます。ビットコインについての詳細は、専用ページと原論文をお読みください。
マイニングは、取引を処理し、ネットワークを安全にし、システム上のすべての人々をシンクロナイズするために計算能力を使う工程です。ビットコインのデータセンターのように考えられています。唯一の違いは、すべての国々のマイナーによる完全な分散型で、ネットワークをコントロールする個人は存在しないことです。このプロセスは、新しいビットコインを発行するために使われる一時的なメカニズムであるため、金のマイニングに例えてマイニングと呼ばれます。しかし、金のマイニングとは違い、ビットコイン・マイニングは安全な決済ネットワークを運営するために必要な便利なサービスと引き換えに報酬を提供します。
はい。ビットコインを使う個人や企業が増えています。 これには、レストラン、アパート、法律事務所など一般的な企業やNamecheap、Wordpress、RedditやFlattrなど人気のオンラインサービスが含まれます。ビットコインは比較的新しい現象ですが、急速に成長しています。2013年8月末には、流通ビットコインの総価値は、15億USドルを超え、毎日数億ドル相当のビットコインが取引されています。
ビットコイン決済は、デビットカードやクレジットカード購入より簡単で、マーチャント・アカウントなしで支払いを受け取ることができます。支払いは、あなたのコンピューターやスマートフォンのウォレット・アプリに、受取人のアドレス、支払い額を打ち込み、送信を押すことで完了します。受取人のアドレスの入力をより容易にするために、QRコードをスキャンしたり、NFCテクノロジーでお互いの携帯電話をタッチさせることで、アドレスを得ることができるウォレットもたくさんあります。
- 自由な決済 - いつでもどこでも無制限の支払いと受け取りが可能です。銀行の休日や国境、支払い制限はありません。ユーザーが自分のお金を完全にコントロールすることができるのです。
- 非常に低い手数料 - ビットコイン支払いは現在、手数料なし、あるいは非常に低い手数料で処理されています。優先的に処理をしてもらうために、ユーザーは、取引に手数料を含めることができます。これにより、ネットワークから取引の承認を早く受けることができます。さらに、ビットコインをファイアット通貨に換え、日々、直接業者の銀行口座に預金することで業者の取引処理を支援するマーチャント・プロセッサというものも存在します。こうしたサービスはビットコインを元に作られているので、ペイパルやクレジットカード・ネットワークよりも低い手数料で提供することができるのです。
- 業者にとってのリスクがより低い - ビットコイン取引は安全で、取り消すことができず、慎重に扱わなければならない顧客の個人情報を考慮する必要もありません。ですから詐欺や不正な支払い取り消しによる損害を防ぎ、PCIコンプライアンスの必要もありません。業者は、クレジットカードが使えない市場や、詐欺率が非常に高い新しい市場にも容易にビジネスを拡大することができます。結果として、より低い手数料、より広い市場、そしてより少ない管理コストを実現できるのです。
- セキュリティーとコントロール - ビットコイン・ユーザーは、自分の取引を完全にコントロールすることができます。業者が、不必要な料金を気付かれないように課すなど、他の支払い方法で成しえるようなことはでにより個人情報の盗難防止を強力になります。さらに、ビットコイン・ユーザーは、バックアップと暗号化によってお金を守ることもできます。
- 透明性と中立性 - ビットコインのマネーサプライ自体に関する すべての情報 は、ブロックチェーンにあり、リアルタイムでだれでもが確認し、利用できます。ビットコイン・プロトコルは、暗号学的に安全ですので、それをコントロールし、操る個人や団体はいません。ビットコインの中核が、完全に中立で、透明で、予測可能なものとして信頼できるのはこのためです。
- 受け入れの度合い - 多くの人々はビットコインの存在をまだ知りません。日々、より多くの企業がビットコインを受け入れています。それは、そうすることによる利益を得たいからですが、まだまだ、こうした企業は少なく、ネットワーク効果の利益を受けるには、その数を増やすことが必要です。
- 揮発性 - 流通しているビットコインの 合計価値と、ビットコインを使うビジネスの数は、その可能性に比べるとまだ非常に少ないです。従って、比較的小規模なイベントや貿易、ビジネス活動は、その価格に大いに影響を与えます。理論的には、ビットコイン市場とそのテクノロジーが十分に成長すれば、この揮発性が減少します。スタートアップ通貨というものは、かつて世界にはありませんでしたので、これが今後どのように展開するのかを想像することは、とても難しい(そしてエキサイティングな)ことです。
- 継続的発展 - ビットコイン・・ソフトウエアは、まだ開発途中の不完全な機能がたくさんあるベータの段階です。ビットコインをより安全にし、大衆がアクセスできるように新しいツール、機能やサービスの開発が進められています。それらの中には、まだ全ての人が使用できないものもあります。ほとんどのビットコイン・ビジネスは新しく、まだ保護手段を提供するまでに至っていません。概して、ビットコインは成熟の工程にあるといえます。
ビットコイン・テクノロジー -プロトコルと暗号学には強力な安全性の実績があり、ビットコインネットワークは、おそらく世界最大の分散コンピューティング·プロジェクトといえるでしょう。ビットコインの最も一般的な脆弱性は、ユーザーのエラーにあります。必要な秘密鍵を保管するビットコイン・ウォレット・ファイルをうっかり消したり、紛失したり、盗まれたりすることです。これは現金を電子的に保管するのと似ていますが、幸い、ユーザーは、通貨を守るためにセキュリティー対策をしっかり行ったり、レベルの高いセキュリティーと窃盗や紛失に対する保険を提供するプロバイダーを使って対応することができます。
私達が知る限りでは、ほとんどの管轄の法律のもとでは、ビットコインは違法とされていません。 しかし、(アルゼンチンやロシアなど) 外貨を厳しく制限したり禁止する管轄もいくつかあります。また、(タイ国など) ビットコイン為替など特定物の使用許可を限定する所もあります。
さまざまな管轄の規制当局は、この新しいテクノロジーを規制に基づいた正式な金融システムといかに統合するかという規定を個人や企業に与える手段を講じています。例えば、米国財務省内局の金融犯罪取締ネットワーク (FinCEN)では、拘束力はないものの、バーチャル通貨に関連した特定の活動をどのようにみなすかという指導を公表しています。
ビットコインは、どの管轄においても法的通貨の地位をもつ不換紙幣ではありませんが、どんな媒体を使おうとも納税義務が生じます。多くの管轄で、多種多様な法律規制があり、ビットコインでも、所得、販売、給与、資本利得やその他の納税義務が生じます。
ビットコインは通貨であり、通貨は常に法的あるいは違法な目的で使われてきました。現金、クレジットカードや銀行システムは、ビットコインよりもはるかに多くの金融犯罪に使われています。ビットコインは、決済システムに大きな改革をもたらし、こうした改革による利点は、潜在的な欠点を大きく上回ると考えられています。
ビットコインは、通貨をより安全にする大きな進歩となるように作られ、様々な金融犯罪を防ぐことができます。例えば、偽のビットコインを作ることはできません。ユーザーが支払いを完全にコントロールし、クレジットカード詐欺のように、承諾のない手数料を受け取ることはできません。ビットコインのトランザクションは、バックアップ、暗号化や複数署名など、強力で有効なメカニズムを使いますので、窃盗や紛失を防ぐことも出来ます。
ビットコインは、支払いが私的で取り消しができないため、犯罪者にとって魅力があるという懸念が挙がっています。しかし、一般の間に広く使われ、確立した方法である現金や電信送金にもこうした側面があります。ビットコインが、既存の金融システム内に確立されている規制の対象となることは明らかであり、ビットコインに対する犯罪捜査が行われることを防ぐことはできません。一般に、重要なブレイクスルーは、その長所がよく理解される前に論議を交わすものとして捉えられることがあります。インターネットがその良い例です。
価格の急速な上昇がバブルを起こすのではありません。人工的な価値の吊り上げが、突然、下方への修正を行うことがバブルとなるのです。市場が価格の設定を求める時、市場に参加する何十万人もの人々の人的行動に基づいたチョイスの数々が、ビットコインの価格を変動させます。感情の変化には、ビットコインへの自信の喪失、ビットコイン経済の基本に基づかない価値と価格との大差、報道量が増えることによる思惑需要の増加、不確実性への恐怖、昔ながらの根拠のない熱狂と欲などがあります。
ビットコインは、通貨のように役立つものなので、価値があります。ビットコインは、物質的なもの(金や銀のようなもの)や中央権力への信頼(不換通貨のようなもの)が達成するようなものではなく、数学的な特性に基づいた通貨の特徴(耐久性、ポータビリティー、代替可能性、希少性、分割可能性、および認知度)を達成するものです。つまり、ビットコインは数学に裏付けられたものです。こうした特性を持ち、価値を持つ通貨になるために必要なものは、信頼と採用です。ビットコインの場合は、ユーザー、業者とスタートアップの増加で、これを測ることができます。通貨としてのビットコインの価値は、それを支払いとして承諾する人々の存在によってのみ生まれるのです。
ネズミ講は、詐欺的な投資運用で、ビジネス運営者が稼いだ利益ではなく、投資家自身や後に続く投資家のお金がリターンとして投資家に支払われます。ネズミ講は、十分な数の新しい参加者が存在しない時、最後の投資家を犠牲にして崩壊するように設計されています。
ビットコインは、中央組織のないフリー・ソフトウエア・プログラムです。したがって、投資のリターンに関する詐欺が出来る者はいません。金や、USドル、ユーロ、円など他の主要な貨幣のように、購買力に保証はなく、為替レートも自由に変動します。これが、ビットコインの所有者が、予想外にお金を得たり、失ったりする不安定さを促すのです。投機の域を超え、ビットコインは、多数のユーザーやビジネスによって使われてる効果的で競争性のある決済システムでもあります。
ビットコインは、1998年にサイファーパンクのメーリングリストで、ウエイ・ダイが説明した「仮想通貨」のコンセプトを実現したものです。このコンセプトは、中央権力ではなく、その製造と取引に暗号学を使った新しい通貨の形状を使おうと提案したものです。そして2009年、暗号メーリング・リストで、サトシ・ナカモトが、最初のビットコイン仕様とコンセプトの証明を発表しました。サトシは、自分の身元を明かすことなく2010年にプロジェクトを去りました。その後、コミュニティーは、ビットコインの 大勢の開発者のおかげで、急速に成長を続けています。
サトシの匿名性が、しばしば不当な懸念を呼んでいます。その多くは、ビットコインのオープンソースに対する誤解と結びついています。ビットコイン・プロトコルとソフトウエアは、公開されており、世界中の開発者誰でもが、このコードを再評価し、自分で修正したビットコイン・ソフトウエア版を作ることができます。現在の開発者同様、サトシの影響も、彼が変更を加えて、他が採用したものに限られていますので、彼がビットコインをコントロールするものではありません。ですので、誰が紙を発明したかというのと同様に、ビットコインの発明者の身元も、今日意味あることではないでしょう。
はい。歴史上には、ワイマール共和国時代のドイツ・マルクや、最近では、ジンバブエ・ドルのように、通貨としての機能を失い、使えなくなったものが沢山あります。以前の通貨の機能喪失は、ハイパーインフレーションによるものが典型的で、ビットコインでは起こりえないことですが、技術的な失敗や、競争通貨、政治問題などといったことは常に考えられます。大まかに言えば、絶対に機能を失わない、あるいは困難に陥らない通貨というものはありません。ビットコインは、生まれて以来何年もの間その信頼性を証明しており、ビットコインが成長を続ける可能性は大きいといえます。しかし、誰もビットコインの将来がどのようなものになるかを予測することはできません。
ビットコインは、人々が毎日利用するクレジットカードやオンライン・バンキング・ネットワークーのようにネットワーク上のものです。ビットコインは、他のお金の形式と同様、オンラインでの支払いや、実際の店舗で使うことができます。ビットコインは、Casasciusコインのような実際のコインと交換することもできますが、通常、携帯電話を使って支払うほうがより便利です。ビットコインの残高は、巨大な分散型ネットワークに保管され、不正に変更することは誰にもできません。言葉を変えれば、自分の資金をコントロールするのは、それを所有するビットコイン・ユーザーで、ビットコインがオンライン上のものであるという理由で消えてしまうことはありません。
ビットコインへの信頼は、それが信頼を全く必要としないことからきています。ビットコインは、完全にオープンソースで分散的です。つまり、誰でもが、すべてのソースコードに、いつでもアクセスできるということです。ですから、世界中の開発者が、ビットコインがどのように機能するのかを検証することができるのです。誰でもが、すべての取引と発行されたビットコインを、リアルタイムで見ることができます。また、すべての支払は、第三者に頼ることなくでき、すべてのシステムは、主にピアレビューのオンライン・バンキングで用いられているような暗号学的アルゴリズムによって保護されています。ビットコインをコントロールする団体や個人は存在せず、すべてのユーザーを信頼できるわけではないとしても、このネットワークは安全性を維持することができるのです。
ビットコインは、他の形状の通貨と同様に、ユーザーが、許容レベルのプライバシーで支払いを送ったり受け取ったりできるように作られています。しかし、ビットコインは匿名ではありませんので、現金のようなプライバシーを提供することはできません。ビットコインを使用すると大規模な公的記録を残しますが、ユーザーのプライバシーを保護する様々なメカニズム がすでに存在し、現在開発中のものも数多くあります。しかし、ほとんどのビットコインユーザーに、こうした機能が正確に使われるには、まだまだやるべきことがたくさんあると言えるでしょう。
ビットコインを使った個人の取引が、違法な目的で使われるという懸念もあります。しかし、ビットコインが、既存の金融システムに行使されている規制の対象となることは疑いありません。ビットコインは現金より匿名性が低く、犯罪捜査が行われることを防ぐことは出来ませんが、ビットコインは様々な金融犯罪を防ぐようにデザインされています。
ビットコインについてより詳しく学びたい方は、FAQまたは、Bitcoin Wikiをご覧下さい。